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発表、QS世界大学ランキング(2014-2015)

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2014年9月16日、最新の世界大学ランキング「QS World University Rankings 2014/15(QS世界大学ランキング2014−2015)」が発表されました。

2013年5月17日に安倍総理が「成長戦略第2弾スピーチ」で、「世界に勝てる大学改革」として、今後10年で、世界大学ランキングトップ100に10校ランクインを目指すことを表明したことにより、各大学では国際化への様々な取り組みが始まっています。すぐにその成果が現れるとは思いませんが、英語塾 ABCは、少しずつでも確実にランクイン校が増えることを期待します。

タイムズ・ハイヤー・エデュケーション社による世界大学ランキング最新版は、こちらの記事をご覧ください。
2014.10.2  ついに発表、THE世界大学ランキング(2014-2015)

昨年のQS世界大学ランキング(2013年)の結果については、こちらの記事をご覧ください。
2013.9.11 QS World University Rankings 2013/14(QS世界大学ランキング2013−2014)

1.QS世界大学ランキングの評価基準

QS世界大学ランキングは、以下6つの評価基準をもとに大学の評価を行ったもので、総合評価に加えて、5つの分野別、評価基準別にランキングが発表されています。

6つの評価基準

  1. 研究者による評価(40%)
  2. 企業による評判(10%)
  3. 学生一人当たり教員数(20%)
  4. 外国人教員比率(5%)
  5. 留学生比率(5%)
  6. 教員一人当たり論文引用数(20%)

5つの分野

  • 人文
  • 工学
  • 生命科学・医学
  • 自然科学
  • 社会科学・マネジメント

2.総合評価におけるランキング

2014年QS世界大学ランキング 総合評価における順位は次の通りです。

1位〜10位

  •  1位 マサチューセッツ工科大学(アメリカ)/ –
  •  2位 ケンブリッジ大学(イギリス)/ up
  •  2位 インペリアル・カレッジ・ロンドン(イギリス)/ up
  •  4位 ハーバード大学(アメリカ)/ down
  •  5位 オックスフォード大学(イギリス)/ up
  •  5位 ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(イギリス)/ down
  •  7位 スタンフォード大学(アメリカ)/ –
  •  8位 カリフォルニア工科大学(アメリカ)/ up
  •  9位 プリンストン大学(アメリカ)/ up
  • 10位 エール大学(アメリカ)/ down

マサチューセッツ工科大学は昨年に続き、堂々の1位。昨年2位のハーバード大学が惜しくも4位へ。
昨年と多少の変動はあるものの、アメリカとイギリスがトップ10を占めることには変わりはありませんでした。

続いて11位〜35位、

  • 11位 シカゴ大学(アメリカ)/ down
  • 12位 スイス連邦工科大学チューリッヒ校(スイス)/ –
  • 13位 ペンシルベニア大学(アメリカ)/ –
  • 14位 コロンビア大学(アメリカ)/ –
  • 14位 ジョンズ・ホプキンス大学(アメリカ)/ up
  • 16位 キングス・カレッジ・ロンドン(イギリス)/ up
  • 17位 エジンバラ大学(イギリス)/ –
  • 17位 エコールポリテクニークローザンヌ(スイス)/ up
  • 19位 コーネル大学(アメリカ)/ down
  • 20位 トロント大学(カナダ)/ down
  • 21位 マギル大学(カナダ)/ –
  • 22位 シンガポール大学(シンガポール)/ up
  • 23位 ミシガン大学(アメリカ)/ down
  • 24位 エコールノルマルシュペリウール パリ(フランス)/ up
  • 25位 オーストラリア国立大学(オーストラリア)/ up
  • 25位 デューク大学(アメリカ)/ down
  • 27位 カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)/ down
  • 28位 香港大学(香港)/ down
  • 29位 ブリストル大学(イギリス)/ up
  • 30位 マンチェスター大学(イギリス)/ up
  • 31位 東京大学(日本)up
  • 31位 ソウル大学(韓国)/ up
  • 33位 メルボルン大学(オーストラリア)/ down
  • 34位 ノースウェスタン大学(アメリカ)/ down
  • 35位 エコールポリテクニーク(フランス)/ up

3.トップ100、何校ランクイン!?

2014年、日本の大学でトップ100に入ったのは、5大学

昨年99位でランクインしていた名古屋大学が、惜しくも103位とランク外へ。そのため、昨年6大学がランクインしていましたが、今年は1大学減で5大学という結果でした。

  • 31位 東京大学(up
  • 36位 京都大学(down
  • 55位 大阪大学(-)
  • 68位 東京工業大学(down
  • 71位 東北大学(up

トップ100〜200に入ったのは、5大学。

  • 103位 名古屋大学(down
  • 126位 九州大学(up
  • 135位 北海道大学(up
  • 197位 慶応義塾大学(down
  • 198位 筑波大学(up

国別にトップ100にランクインした大学の数を見てみましょう。

  • アメリカ   28大学(down)
  • イギリス   19大学(up)
  • オーストラリア 8大学(up)
  • オランダ    6大学(-)
  • 日本      5大学(down)
  • カナダ     5大学(-)
  • スイス     4大学(-)
  • 中国      3大学(-)
  • 香港      3大学(-)
  • 韓国      3大学(up)
  • フランス    2大学(-)

多少の変動はあるものの、今年もアメリカとイギリスの大学がほぼ半数を占めるという結果でした。

4.日本が世界から遅れをとっている理由

もう少し結果を詳細に見てみると、日本の大学が、ある2つの指標において格段に世界から遅れを取ってしまっていることが分かります。その、2つの指標とは?

「留学生比率」と「外国人教員比率」です。

「学生一人当たり教員数」や「教員一人当たり論文引用数」も、決して優れているわけではありません。

日本のトップ大学である東京大学で6つの評価における順位を見てみると、

  • 研究者による評価・・・世界7位
  • 企業による評判・・・世界17位
  • 学生一人当たり教員数・・・世界74位
  • 教員一人当たり論文引用数・・・世界100位
  • 留学生比率・・・世界401位
  • 外国人教員比率・・・世界401位

という現状です。

国際化に向けた様々な取り組みを行うことで、世界トップ100への10校ランクインを目指したいですね。

この世界大学ランキングに対しては様々な批判もありますが、留学生の数が増える中、進学先を選ぶ上でも、数値化されたランキングは大変指標にしやすく、また国の政策にも大きな影響を与えるものとなっています。

世界大学ランキングとは、世界中の高等教育機関をさまざまな指標により評価し、ランキングとして定期的に発表されているもので、中でも、英クアクアレリ・シモンズ社の「QS世界大学ランキング」、英タイムズ・ハイヤー・エデュケーション社の「THE世界大学ランキング」、上海交通大学の「世界大学学術ランキング(ARWU)」は、世界的にも影響力が大きい、主要3ランキングとされています。